副業時代において、「単に稼ぐ」ではなく「戦略的に取り組む」姿勢が求められるようになってきました。そんな中、私自身が取得した資格が、まさにその視点を大きく変えてくれました。
それが「中小企業診断士」という国家資格です。本記事では、副業における思考法をどう磨けるのか?私自身の体験と共に、応用術を解説していきます。
この記事でわかること
- なぜ副業に「経営の視点」が重要なのか
- 中小企業診断士資格が与えるメリット
- 転売・せどりにどう活かせるか
- 副業から本業へスキルをフィードバックする方法
1. 中小企業診断士を目指したきっかけ
私は元々、株式投資を始めることがきっかけで「経営って何だ?」と疑問を持ちました。
📌 実感したこと:「企業に投資しているのに、PLやBSが読めないのはまずい」
色々調べていく中で、「中小企業診断士は経営全体を学べる唯一の国家資格」であることを知りました。
- 財務・会計・経営戦略・マーケティング・法務・ITなど広範囲を網羅
- 難関国家資格というステータスでモチベーションも高まる
- 副業にも応用可能な知識ばかり
この出会いが、私の副業のスタイルを根本から変えていくターニングポイントでした。
2. 診断士で得られた「思考法」
中小企業診断士の勉強で最も変わったのは「考え方の枠組み」です。
- SWOT分析:自分の副業の強み・弱みを客観視
- 3C分析:市場・顧客・競合の視点で戦略を練る
- ファイブフォース:せどり市場の競争構造を理解
これらを知ってからは、「なんとなく稼ぐ」から「仕組みで稼ぐ」へと頭の中が切り替わりました。
💡 せどり=個人事業の経営と捉えるようになったことが最大の転機
3. 資格が副業にどう役立ったか?
特に私が実感したのは、「経営目線で商品選定と販売戦略を考える力」がついたことです。
✅ 在庫の回転率と資金効率を意識
財務会計の知識により、キャッシュフロー重視の仕入れ戦略に変更。利益率だけでなく「在庫回転数」や「リスク分散」も加味。
✅ 市場分析から勝てるジャンルを特定
マーケティング視点でSNS・需要の季節変動・ライバルの動向をリサーチ。
✅ 差別化戦略を思考できるように
「価格で勝負」ではなく、「仕入れルート」や「情報の質」で勝つ方法を模索するようになりました。
4. 本業にも活かせる診断士スキル
本業では、環境部門(ISO/リスク対応)を担当していますが、診断士の知識が大いに役立っています。
- 業務フローの改善・可視化
- 外部監査・ISO対応のロジカルシンキング
- 社内提案資料での説得力
また「副業で得た視点」が職場で評価されるようになり、上司との会話でも数字・戦略の話が通じやすくなりました。
📈 副業×診断士=会社員スキルの逆輸入
5. 決算書が読めることの威力
副業でも本業でも、「数字を読める力」は最強の武器になります。
- 企業の経営状態を見抜く
- クラウド会計での経費戦略
- 粗利率、回転率、ROAといった視点で副業を診断
特にせどり・物販では、「仕入れて売ったら終わり」ではなく、「利益構造を理解して拡大」することが継続の鍵となります。
6. これから副業を始める方へ
副業は自由である一方で、戦略がなければ埋もれてしまう時代です。だからこそ、経営の思考を身につけて挑んでほしい。
🎓 中小企業診断士で学べること:
- 経営戦略・人事・IT・財務・マーケティング
- 個人副業にそのまま使える実学
- ロジカルな問題解決能力
合格は決して簡単ではありませんが、「副業で本気になりたい」人にとって、最高の自己投資になると私は断言します。
まとめ|経営を学んで副業は武器になる
診断士の知識は、単なる机上の理論ではなく、すぐに実践に応用できる知恵です。
✅ 副業者こそ経営を学ぶべき理由
- 差別化できる戦略を立てられる
- 本業にも好影響を与えられる
- 数字で語れるプレイヤーになれる
- 単なる「作業」から「経営者目線」へと進化できる
もしあなたが、これから副業を本気で伸ばしたいと思っているなら、経営を学ぶという選択肢をぜひ持ってください。
中小企業診断士は、まさにその第一歩として最適な資格です。
そして、あなた自身の「副業=経営」の思考を育てていきましょう。
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