1. はじめに:”仕入れて即売る”の限界
多くのせどりスクールやコンサルタントが口を揃えて言うのが「仕入れたら即売れ」「1ヶ月以内に回転させろ」という教えです。これは間違いではありませんし、特に初心者が最短で利益を得るためには正しいアプローチです。
しかし、ある程度せどりに慣れてきた中級者以上の方には、あえて即売りではない「寝かせて利益を最大化する」戦略が効果的です。その代表が、今回ご紹介するLEGO(レゴ)投資です。
2. LEGO投資とは?
LEGO投資とは、プレミア化するLEGOセットを予測し、廃盤直前や最安値付近で購入、一定期間寝かせた後に高値で販売するという戦略です。せどりとは異なり、資産を”寝かせる”ことで大きな利益を得ることができます。
もちろん、保管スペースや資金、知識が必要なため参入障壁もありますが、その分ライバルも少なく、効率良く収益を上げられる手法です。
3. LEGOは本当に資産になるのか?研究データも紹介
2018年、ロシア国立研究大学の研究チームが発表した調査によると、「LEGOは金や株よりも高いリターンを生み出す投資対象である」との報告がありました。
特にLEGOセットは市場や経済情勢に影響されにくく、平均で年間11%の利益を上げていたとされています。これは従来の株式や不動産などの資産よりも高パフォーマンスであることを示しています。
4. LEGO投資のメリットと収益モデル
LEGO投資の最大の強みは「リスク分散が効いた安定収益」です。例えば、仕入れ時に10万円分のLEGOを購入し、1年後に20万円で売却できれば、Amazonの販売手数料や送料を差し引いても実質17万円の入金が見込めます。
- 10万円仕入れ → 1年後17万円の入金 → ROI70%
- 100万円仕入れ → 1年後170万円の入金 → ROI70%
仕入れたLEGOが全て値上がりするわけではありませんが、トータルで期待値がプラスになるロジックをしっかり持つことで、安定した収益を得ることができます。
5. ライバルが少ない理由と参入障壁
多くのせどらーは「クレジットカード枠」や「即金性」に頼っているため、LEGO投資のように「先に現金で買い、1年寝かせる」手法にはなかなか手を出せません。
また、廃盤やプレミアになるタイミングを見抜く知識も必要なため、情報弱者はリスクを感じて参入できないのです。だからこそ、この領域にはチャンスがあります。
6. LEGO投資は運ではなくロジック
LEGO投資は「運が良ければ儲かる」という博打ではありません。過去データや販売傾向、廃盤サイクルなどを読み解くことで、再現性のある利益モデルを構築できます。
「廃盤×高回転×類似プレミア実績」の3つの要素がそろったLEGOを選ぶことで、投資成功の確率を大幅に高めることができるのです。
7. まとめ:中級者こそ挑戦すべきLEGO投資
即金せどりに限界を感じているあなたへ。LEGO投資は、時間を味方につけて資産を育てる「せどりの進化系」とも言える手法です。
現金・保管スペース・分析力が揃っている中級者こそ、本格的に取り組むべきフェーズに入っています。次回は「LEGOがプレミア化する3つの要素」について詳しく解説していきます。
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